J-CKD-Database

研究概要

背景

CKD に対する有効な予防・治療戦略を立案、実施するためには、疫学研究、臨床研究を実施し、得られたエビデンスに基づく治療指針(ガイドライン)の策定および改訂と普及、医療の質向上と均霑化の推進が必要となる。日本腎臓学会はこれまで、腎臓病総合レジストリー(J-KDR)を構築し、これを活用して1 次、2 次研究を展開してきた。

しかしながら、J-KDR には、
①入力負荷が大きく、数万人規模以上のデータベース(DB)構築が困難である
②予後調査等の前向き縦断研究が容易ではない
③ガイドラインが推奨する標準治療の普及や遵守率等を評価するためのQuality Indicator(QI)調査が困難である、
④人間が直接入力しているため情報の精度と粒度に対する懸念を払拭できない
以上の問題点解決のため新規手法によるデータベース作成が急務であった。

研究の目的

これまで本学会が構築してきたJ-KDR の課題を補完すると同時に、今後、予後調査等の縦断研究も可能にしうる新規の全国規模の包括的CKD 臨床効果情報DB を構築することを目的とする。
厚生労働省は平成26 年度補正予算において、医療の質の向上や、費用対効果を踏まえた良質な診療方法の選択に資する、臨床効果データベース整備事業を実施することとし、これに当たり本事業を実施する団体として日本腎臓学会が採択された。従って、本研究は厚生労働省「臨床効果データベース整備事業」及び、「臨床研究等ICT基盤構築兼・人工知能実装研究事業」として実施するものである。